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ブックフィールドキャピタル「俺が日本を立て直す」
【弁護士からの転身】

2010.11.1日経ビジネス「決断のとき」に弁護士荒井裕樹氏のインタビューが掲載されています。

正確には元弁護士とした方がいいでしょうか。
彼が一躍有名になったのは、青色発光ダイオード訴訟でしょう。
青色発光ダイオード開発に成功した中村修二氏が日亜化学工業を相手取って起こした裁判です。
荒井氏はこの裁判にかかわりました。
例の
「論理力」を武器に、1審で認定された発明対価604億円、賠償金200億円。
桁が違う。
今までの常識をはるか高みでぶっ壊しました。

ところが、高裁で和解。
利息を含めた和解額は8億4千万円でした。

私も事件の概要だけは知っていても、氏のモチベーションまでは想像力の射程には入っていませんでした。
「これまで積み上げてきた論理は何だったのか。」
そりゃそうです。
結果、600億円と200億円が8億円に減額されてしまったのですから。
それで弁護士に限界を感じてしまったのですね。

2年間のアメリカ留学を経て、今後は、ウォーレン・バフェットのような投資家を目指すそうです。

「資産家に適切なアドバイスを与え、金融機関から提案される金融商品について分析し、手数料が適正かどうか判断する」そうです。

要するに、金融機関を敵に回してのビジネスとなりますが、この日本で成功する自信があるのがすごいです。
ホリエモンに代表されるように、この国では新しい何かをやろうとすると潰されてしまいます。
既得権益層が強すぎるのです。
ただ、お得意の
「論理力」でこのあたりもケアしつつ、うまくやっていくんでしょうね。


氏は高校のひとつ上の先輩にあたり、私が2年生の時分には生徒会長をしていました。
部活の関係上、生徒会室に用事があることが多く、当時、氏にはお世話になっていました。
なので、今でもそんなにすごい人だという感覚は希薄なのですが。

まぁ、そんな関係もあり、出版、情熱大陸出演等、氏の動向については注目しています。

だって、「俺が日本を立て直す」ですから。
普通恥ずかしくて言えないですよ。

立て直して欲しいですし、氏ならやりかねない。



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投稿者 関根盛敏税理士事務所 (2010年11月05日) | PermaLink

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