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パソコンはあくまでツールにすぎない
読売新聞夕刊火曜掲載の「たしなみ」を毎週楽しんで読んでいます。
とはいっても、町田康の回だけですが。
町田康については毎回、ユーモア、エスプリ、ウィットに富んでいて非常に面白く読んでいます。
新聞切り抜いちゃったりして保管してあるくらいです。
そのうち一冊の本として出版されるでしょうからその時にも購入するつもりでいます。
我が家には一体町田本が何冊あるのか…

で、昨日、1月4日掲載の藤原(品格)正彦大先生の筆記用具のマナーを読んで新年早々に不愉快極まりました。

大先生におかれましては、ボールペンやら万年筆で執筆作業されるようです。
パソコンは使いません、と。
パソコンを使わない理由として以下のような文章が続きます。

(パソコンを使うことは)私のような完全無欠な文章の場合は堕落を意味するからだ。
そもそもパソコンで「雪国」の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」という文章が書けるとは思えないのだ。


「完全無欠な文章」にまずイラっときますがまぁいいでしょう。
何せ品格大先生の文章ですから当然完全無欠なんです。自称。

次の「雪国」云々のところ。

そもそもパソコンで「雪国」の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」という文章が書けるとは思えないのだ。


書けます!
書けないのは単なる能力の問題ですから!!

と断固として言いたいですね。

パソコンなんてのは単なるツールのひとつに過ぎません。
ボールペン、万年筆等と同レベルですよ。
それ以上でも以下でもない。

パソコンもインターネットも刃物も拳銃も使う側のリテラシー次第です。
あくまで道具ですよそんなもん。

ラストこんな文章で終わります。

今後ともパソコンには身をまかすまい。2本の万年筆を頼りに、清い身体のまま、これから実り多く末長く多幸な人生を送ることにしている。


奥さん聞きました?
パソコンを使う人は身体が清くないんですって。


藤原品格大先生は年始になると、こういった発言をする傾向にあるようです。
今から4年前の2007年1月7日産経新聞には以下のような年賀状を掲載していました。

若い君への年賀状

≪してはいけないこと≫

新年おめでとう。君にとって、日本そして世界にとって、今年が昨年より少しでもよい年になるように祈っております。といっても、少しでもよい年にするのは実は大変なことです。
君の生まれたころに比べ、わが国の治安は比較にならないほど悪くなっています。外国人犯罪の激増もあり、世界で飛び抜けてよかった治安がここ10年ほどで一気に崩されてしまいました。
道徳心の方も大分低下しました。君の生まれたころ、援助交際も電車内での化粧もありませんでした。他人の迷惑にならないことなら何をしてもよい、などと考える人はいませんでした。
道徳心の低下は若者だけではありません。金融がらみで、法律に触れないことなら何をしてもよい、という大人が多くなりました。人の心は金で買える、と公言するような人間すら出て、新時代の旗手として喝采(かっさい)を浴びました。法律には「嘘をついてはいけません」「卑怯(ひきょう)なことをしてはいけません」「年寄りや身体の不自由な人をいたわりなさい」「目上の人にきちんと挨拶(あいさつ)しなさい」などと書いてありません。「人ごみで咳(せき)やくしゃみをする時は口と鼻を覆いなさい」とも「満員電車で脚を組んだり足を投げ出してはいけません」もありません。すべて道徳なのです。人間のあらゆる行動を法律のみで規制することは原理的に不可能です。

≪心情で奮い立つ民族≫

法律とは網のようなもので、どんなに網目を細かくしても必ず隙間があります。だから道徳があるのです。六法全書が厚く弁護士の多い国は恥ずべき国家であり、法律は最小限で、人々が道徳や倫理により自らの行動を自己規制する国が高尚な国なのです。わが国はもともとそのような国だったのです。
君の生まれる前も学校でのいじめはありました。昔も今もこれからも、いじめたがる者といじめられやすい者はいるのです。世界中どこも同じです。しかたのないことです。
でも君の生まれたころ、いじめによる自殺はほとんどありませんでした。生命の尊さを皆がわきまえていたからではありません。戦前、生命など吹けば飛ぶようなものでしたが、いじめで自殺する子供は皆無でした。
いじめがあっても自殺に追いこむまでには発展しなかったのです。卑怯を憎むこころがあったからです。大勢で1人をいじめたり、6年生が1年生を殴ったり、男の子が女の子に手を上げる、などということはたとえあっても怒りにかられた一過性のものでした。ねちねち続ける者に対しては必ず「もうそれ位でいいじゃないか」の声が上がったからです。
君の生まれたころ、リストラに脅かされながら働くような人はほとんどいませんでした。会社への忠誠心とそれに引き換えに終身雇用というものがあったからです。不安なく穏やかな心で皆が頑張り繁栄を築いていたから、それに嫉妬(しっと)した世界から働き蜂(ばち)とかワーカホリックとか言われ続けていたのです。日本人は忠誠心や帰属意識、恩義などの心情で奮い立つ民族です。ここ10年余り、市場原理とかでこのような日本人の特性を忘れ、株主中心主義とか成果主義など論理一本槍(やり)の改革がなされてきましたから、経済回復さえままならないのです。

≪テレビ消し読書しよう≫

なぜこのように何もかもうまくいかなくなったのでしょうか。日本人が祖国への誇りや自信を失ったからです。それらを失うと、自分たちの誇るべき特性や伝統を忘れ、他国のものを気軽にまねてしまうのです。
君は学校で、戦前は侵略ばかりしていた恥ずかしい国だった、江戸時代は封建制の下で人々は抑圧されたからもっと恥ずかしい国、その前はもっともっと、と習ってきましたね。誤りです。これを60年も続けてきましたから、今では祖国を恥じることが知的態度ということになりました。
無論、歴史に恥ずべき部分があるのは、どの人間もどの国も同じです。しかしそんな部分ばかりを思いだしうなだれていては、未来を拓(ひら)く力は湧(わ)いてきません。そんな負け犬に魅力を感ずる人もいないでしょう。
100年間世界一の経済繁栄を続けても祖国への真の誇りや自信は生まれてきません。テレビを消して読書に向かうことです。日本の生んだ物語、名作、詩歌などに触れ、独自の文化や芸術に接することです。人類の栄光といってよい上質な文化を生んできた先人や国に対して、敬意と誇りが湧いてくるはずです。君たちの父母や祖父母の果たせなかった、珠玉のような国家の再生は、君たちの双肩にかかっているのです。



私が生まれた1977年ですと、ダッカ日航機ハイジャックが起きています。
その少し前ですと、よど号もハイジャックされてますし、テルアビブ空港で乱射事件が起きてますし、三菱重工も爆破されています。浅間山荘に鉄球がめり込んで、総括と称したリンチ撲殺が起きてます。
その頃より治安が悪くなっているのでしょうか。

ホリエモンをやり玉にあげていますが、昔は総会屋やら何やら金融がらみでイロイロ不祥事はありましたよね。

道徳なんて時代で左右されるもんじゃないですよ。





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投稿者 関根盛敏税理士事務所 (2011年01月05日) | PermaLink

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