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8月9日 日本人は「ギギギ!」を知っている
8月9日です。
我々日本人は今日、長崎に「あいつ」がやってきたと知っています。
1945年8月9日11時02分のことです。
ボックスカーが搭載したプルトニウム型原子爆弾ファットマンは出撃に際し、司祭の祝福を受けています。
祝福って・・・


広島の他、ニーナ号、ピンタ号、サンタマリア号で乗りつけてネイティブアメリカンの虐殺を行ったコロンブス、ベトナム戦争で使用された枯葉剤など、キリスト教の名の下に行われた正義に対し、ギターとベースとドラムとマイクロフォンだけで「NO!」を訴えるのがレイジアゲインストザマシーンです。



ゲリラライブのPVもむちゃくちゃカッコイイです。
ウォール街のニューヨーク証券取引所前で敢行。
渋谷の109前でやったりするのとは訳が違います。
ちなみにPVの監督はマイケルムーアです。


さて、先般、ある小説が上梓されました。
樋口毅宏『テロルのすべて』



アマゾンの内容紹介によると。

<自分たちの都合のいいようにルールを決め、今なお世界の覇者気取りで澄ましているアメリカを、僕は心の底から軽蔑している。嫌いじゃない、大ッ嫌いだ。では、弱者が取るべき行動は何か。自分より弱者を見つけ、叩くことではない。強者の脳天に斧を振り上げることではないだろうか。そう。テロルこそもっとも有効な手段なのである。アメリカに、××を落とすのだ。注目の異才がどこまでも過激に紡ぎ出す、テロリズムまでの道のり。

この流れですと、説明中の「××」が何なのかは自明でしょう。

広島平和記念公園の原爆死没者慰霊碑にはこう刻まれています。

「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませんから」


ご承知のとおり、「過ちは繰返しませんから」の「主語」がありません。

『テロルのすべて』はこの「主語」がアメリカであることを当然とし、「強者の脳天に斧」を振りおろします。

読後、吐き気を覚えるような胸糞悪い作品ですが、この時期一読の価値はあるでしょう。


2007年、当時の久間防衛大臣は原爆投下について「しょうがない」と発言、辞職しました。

<幸いに(戦争が)8月15日に終わったから、北海道は占領されずに済んだが、間違えば北海道までソ連に取られてしまう。その当時の日本は取られても何もする方法もないわけですから、私はその点は、原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている。

これを受け、その年のフジロックフェスティバルでは初日グリーンステージ冒頭のサンボマスターは「しょうがなくないですよぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!」と叫びました。

私は観てて涙がこぼれましたね。


町山智浩『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』によると、日本に原爆を投下した事実を知っているアメリカ人は49%に過ぎないそうです。

しかし我々日本人は全員知っています。

原爆が「ギギギ!」であることを。



ということで、原発事故により今や自ら国土喪失にまっしぐらな我々日本人だからこそ8月6日、9日くらいは沈思黙考したいと思いますよ。
















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投稿者 関根盛敏税理士事務所 (2011年08月09日) | PermaLink

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